レリーフランプ(ガレランプ)
落ち着いた趣の光りが感じられる レリーフランプ(ガレランプ)
ガラスの色をかためて彫りこんで作っていくガレランプは、 ステンドグラスランプに比べ落ち着いた趣の光りが感じられます。 吹きガラスの手法でガラスの色を重ね、 そのガラスを成型しカメオ彫りのように表面を削って デザインを浮き彫りにしていきます。
浮き彫りで深みのある色合いに
レリーフランプはズバリ「浮き彫り」の意味です。シェードとベースの形にそれぞれ型吹きし、異なる色のガラスを被せ、多層の被せガラスを作ります。十分に冷却した後、文様に沿ってサンドブラスト技法で、研磨材をコンプレッサーで吹きつけレジストシートなどの保護膜でおおっていない部分を削り、彫刻を施して被せガラスの色が混在する微妙な色の濃淡で文様が浮きあがります。サンドブラスト技法のほか、フッ化水素と硫酸の混合液でガラスを腐食させて文様を施すアッシド(エッチング)もあります。
当社のレリーフランプはサンドブラスト技法を用いています。
この作業を繰り返し行うことでガラスを削る深さを深くしたり浅くしたりして深みのある光の世界を表現しています。
日本の文化に影響されているレリーフランプ(ガレランプ)
レリーフランプはフランスのガラス芸術家であるエミール・ガレのアールヌーボー様式をとりいれたランプです。エミール・ガレは日本の文化(ジャポニズム)に影響された芸術家のひとりで、アールヌーボー様式をとは、花や植物などの有機的なモチーフややわらかい曲線の組み合わせによるデザイン様式のことです。当社のレリーフランプもアールヌーボー様式の代表的なデザインである花や昆虫などの模様を用いています。
ルイス・カムフォート・ティファニーもエミール・ガレも19世紀から20世紀初頭に活躍しオリジナル作品は芸術品として高い評価を得ていますが、彼らの作品を入手することは非常に難しいものです。
現在、当社ではエミール・ガレの作品の技法やデザインを取り入れ、それらの豊かな光を放つランプを手ごろな価格で楽しんでいただけるようレプリカはもちろんさらには現在の日本の住宅にあった新しいデザインのレリーフランプをご提供しています。