ステンドグラスの世界|建築物編 カンタベリー大聖堂




カンタベリー大聖堂(カンタベリーだいせいどう)は、イギリスのイングランド南東部ケント州のカンタベリーにある教会で、イギリス国教会の総本山。7世紀にカンタベリーのアウグスティヌスがイギリスに布教し、修道院として建設された。
12世紀にヘンリー2世と対立した大司教トマス・ベケットが殉教[1]したことから、聖地として多くの巡礼者が訪れる場所でもある。礼拝堂の床に1本のろうそくが立てられていて、その下にベケットは埋葬されている。ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』もカンタベリー巡礼者の物語である。
現在の建物は1070年-1180年にロマネスク様式、1379年-1503年にかけてゴシック様式で建設された歴史的建造物である。
カンタベリー大聖堂の真価は内装にある、とも言われ、実に大量のステンドグラスが目を引きます。その上天窓に至るまでびっしりと埋め尽くしてあるので、上 のほうのステンドグラスの模様は高すぎて見えないほどです。出かけるならぜひ双眼鏡などの準備をした方がいいでしょう。さて、肝心の図柄は聖書の一部を図 案化したものが多く、文字を読めない人たちのために一種の紙芝居的な役割を果たしていたとされます。
