ステンドグラスの世界|人物編 ヨアヒム・ウテワール
ヨアヒム・ウテワール
(Joachim Anthonisz Wtewael、Uytewaelの署名もあった、1566年 - 1638年8月1日)は、オランダの画家・銅版画家。
ウテワールはユトレヒトで生まれ、ステンドグラス職人の父の工房で働くことで芸術家としてのキャリアをスタートさせた。1586年、彼はフランスからイタリアへの6年間の旅を始め、パドヴァで絵画を始めた。
1592年、25歳でユトレヒトへ戻ると、ウテワールは画家として馬具職人組合へ入り、絵画、エングレービング、ステンドグラス制作を始めた。最後のマニエリスム画家の一人であるウテワールは、多くの画家たちが自然主義的な様式を採用したときにマニエリスムの伝統を守った。
彼はマニエリスムのオランダ人主唱者となった。彼の非常に特徴ある、魅力ある人為的なスタイルは、彼の周囲で起こっている自然主義の発展には無縁なままであり、その酸性の色彩と、故意にゆがめられたポーズをとった優雅な人物像によって特徴づけられた。
ウテワールの作品をオランダ国内で展示しているのは、主としてユトレヒトのセントラール美術館、デン・ハーグのマウリッツハイス美術館である。
ウィキペディアより